石橋静河主演「ブラッサム」第27話の早産描写と制作統括が語る意図

NHK連続テレビ小説「ブラッサム」の第27話が11月3日に放送され、石橋静河さん演じる主人公・珠が、早産とみられる出来事に見舞われる展開が描かれました。スポニチアネックスによると、この回から主人公のクレジット表記は「葉野珠」から「木村珠」に変わっています。シネマトゥデイは、制作統括の村山峻平氏がこの場面を盛り込んだ理由を語ったと伝えています。なお、本記事には第27話までの内容が含まれます。
第27話で何が描かれたのか
スポニチアネックスによると、第27話の舞台は1918年(大正7年)です。珠と夫の保(金子大地さん)は、保が東京帝国大学を卒業した後、札幌へ移り住むと決めています。出産に備えて珠は西洋レストラン「悠樂軒」を辞め、文芸雑誌の編集長・黒崎(遠藤憲一さん)らにも別れを告げました。
秋になり、珠は生まれてくる子のために肌着などを縫い、買い物にも出かけます。帰り道のベンチで休んでいると、足元に毬が転がってきて、どこからともなく現れた少女がそれを受け取って去っていきました。直後に珠は激しい腹痛に襲われ、助けを呼びます。
その後の場面では、下宿「三好」で床に臥せった珠が、小さな我が子を抱いたことを涙ながらに語ります。保は珠を抱き締めました。同記事は、珠が早産だったとみられると伝えています。
なぜ話題になっているのか
大きな理由は、直前の展開との落差です。ドラマ紹介サイトの映画チャンネルによると、前回の第26話(11月2日放送)では、珠の妊娠をきっかけに保の叔母・照子と札幌の銀行に勤める親戚の正吾が出産費用や生活費の援助を申し出ました。条件は、保が帝大を卒業したら札幌で正吾のもとで働くことでした。二人はこれを受け入れ、婚姻届を出して夫婦になっています。
スポニチアネックスは、婚姻届を出した回の翌日の放送で状況が急変したと伝えています。同記事によると、SNSでは急な展開への驚きや悲しみの声のほか、音のない場面から雨音へつなぐ演出を評価する声、保が珠に寄り添う姿に安心したという声、札幌行きの行方を気にする声などが寄せられたとのことです。
これまでの経緯
「ブラッサム」は朝ドラ通算115作目で、作家・宇野千代さんをモデルにしたオリジナル脚本の作品です。エンタメジャーナルによると放送開始は9月28日で、脚本は櫻井剛氏と小松與志子氏が手掛けています。石橋さんの朝ドラ出演は2018年の「半分、青い。」以来2度目で、主演は今回が初めてです。映画.comは、2025年5月29日の会見で主演が発表されたと伝えています。
デイリースポーツによると、10月7日の放送では珠が親の決めた縁談で、いとこの享一のもとへ嫁ぎます。その夜に夫の言動や義父母の会話を聞いてしまい、婚家を出ていく展開でした。保は、その享一の弟として登場しています。その後、保と珠は結婚へと至ります。
制作統括が語った描写の背景
シネマトゥデイによると、宇野さんの自伝的小説「生きて行く私」には早産の話は描かれていません。一方で、史実では2番目の夫・藤村忠さんとの間で複数回妊娠し、そのうち4回流産したという話が残っているとのことです。宇野さんが生前に書いたエッセイ「九十歳、イキのいい毎日」で初めて早産に触れ、子を育てられなかった悲しみを綴っていると、同記事は説明しています。
村山氏は、資料が限られる中でこの出来事をどう描くか、スタッフ間で何度も議論したと振り返っています。宇野さんが晩年の作品で触れたことについては、書きたいと思う瞬間があったのだろうと受け止めたそうです。さらに、子どもたちに優しい目を向けた宇野さんの姿の裏には悲しみがあり、それをドラマに盛り込む意味があると考えた、と理由を述べています。
今後の注目点
第28回は11月4日に放送されます。オリコンニュースは、次回あらすじを「珠が失意に沈むなか…」という見出しで紹介しています。放送は月曜から土曜の午前8時からNHK総合で、土曜は1週間の振り返りです。
注目されるのは、この出来事が物語の後半にどう関わるかです。村山氏は「後半をどういう形にするかはまだ言えません」と話し、宇野さんにとって一つの種になった可能性は考えているとしています。今後も作中で見せていくかどうかは、検討中の段階だそうです。珠と保の札幌行きがどうなるかも含め、続く放送で確かめたいところです。
この記事の情報源
記事は以下の情報源をもとに作成しています。
- 「ブラッサム」婚姻届“翌日”に急転…木村珠&保に悲劇「まだ火曜日」「幸せの絶頂だったのに」ネット心痛(スポニチアネックス)(Yahoo!ニュース)
- 『ブラッサム』次回あらすじ 珠が失意に沈むなか…(オリコンニュース)
- 朝ドラ「ブラッサム」ショッキングなエピソードをあえて描いた理由(シネマトゥデイ)
- 石橋静河、朝ドラのヒロインに決定!「ブラッサム」26年秋放送 モデルは作家・宇野千代 : 映画ニュース - 映画.com(eiga.com)
- 石橋静河:次期朝ドラ「ブラッサム」がクランクイン「とても幸せ」 桜満開の山口・岩国で「ここから始まるんだ」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)(mantan-web.jp)
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- 『ブラッサム』解説。妊娠発覚から一気に結婚へ! 石橋静河“珠”と金子大地“保”が夫婦となり、さらに札幌行きまで決定(eigachannel.jp)
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